なかなか書く時間が取れません。忙しくさせて頂いています。(単純にご注文が多いかどうかは別で。
さて今回も続きの記事です。
設置させて頂いた際、シルクみどり店の鈴木さんに手伝って頂いていました。
私は普段、あまり現場施工をしないので、とっても心強かったです。ありがとうございました。
鈴木さんは、写真にもとっても詳しくてカメラにも拘っていらっしゃいます。
前回ご紹介させて頂いていた窓の全景で、ブログに載せられるクオリティの写真が頂けました。
自分のカメラではこんなに綺麗に撮れなかったんですよね・・・
この写真でゴハン3杯いけます。
さて、今回は「デザインの罠」です。
小窓のデザイン。ムーススタイルで、上部はギャザー仕様
出来上がりは、こちらもほぼスケッチ通り?
(使ったマジックテープ付きのレール&枠内の都合で上部に余裕が無く、いつもの木村パフ(?)には
なっていません。リボンの蝶結びはスケッチ後に追加仕様)
階段部分でスペースの都合上正面から撮れなかったのが惜しいです。
ぱっと見は、特に難しい事は無いように思えますが・・・
このように、生地の幅、倍率の都合によっては裾部分の生地が多すぎて、
スケッチのようなカーブは描けません。
(長すぎて、上げても生地の余分(ヒダ倍率分)が上がるだけで輪郭は四角のまま)
絵で書いた輪郭は、実際に使用する生地量の都合で、そのままでは矛盾が生じる事があります。
四角の生地から上記のスケッチの形は出来ないんです。簡単そうですけど、罠(苦笑
ということで、今回は上部のギャザー部分の長さ、描かれた裾部分を忠実に再現するための長さ、
それに縁取り部分の縫製作業簡易化を踏まえて、以下
このような形からムーススタイルにお仕立てしました。
ギャザー部分より、裾部分の長さを短くする必要があるんです。
バイアス部分は中央の巾継位置だけ。輪郭部分は糸目に対して全て水平・直角です。
リボンが中央にくるので、継いだ部分は見えないわけなんですね。
「出来たーっ♪」って持ち上げて、最初は”のれん”になりましたよ。焦りましたよ。罠ですよもう。orz