企画運営してくださったトーソー様
協賛プレゼンをしてくださったメーカー様
設営に携わって頂けた業者様や国際フォーラムスタッフ様
ご来場、またWeb配信でごらんになったお客様
そしてお客様をあっと驚かせるデザインを手がけられたヒデキ&SHIO様
皆様ありがとうございました。
私が携わった所は、概ね滞り無く・・・
でもないんですが・・・
1点トークセッションでお話しておかなければいけなかった事をすっかり忘れていました。
スミノエ様のパネルトラックの出来映えが非常に皆様に申し訳のないお仕立てになってしまいました。
ボイル地を2種貼り合わせの仕様だったのですが、試作時に糸目のピッチ都合上、予期せぬモアレが非常に出てしまっていました。
そのモアレ回避のために、ハートの中身にあたる白地ボイルをバイアスに貼り合わせたのですが、そちらと切り抜かれたハート外側の生地、片側だけ大きく開いている状態の貼り合わせで、手加減の違い、生地の糸目伸び縮みの都合から完全にコントロール不能に陥ってしまっていまして・・・
完全にゆがんでしまいコントロール不能の状態から、輪郭四方のみ平行直角を立て直し、お仕立てした状態で展示とさせて頂きました。
そのため、ハートの中身、またジョイント部分がゆがんだ状態でのお披露目となってしまったこと、お詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
10月に行われますOZONEでの展示では、新規にお仕立てし直した物をご用意させて頂きます。
もう1点
今回のお仕事は、新規顧客獲得を目的とはしておりません。ここは、はっきりさせておきたいのです。
もちろん、ご用命を色々な方々から頂けるようになるのは、光栄な事ですし、ありがたい限りなのですが、大きな工場ではございませんので、繁忙期の工場キャパシティに不安があります。
お取引を始めるのが目的ではなく、アート・ケイはお取引を円滑に行うことを大切に致します。
新たに縫製依頼を希望される方は、誠に申し訳ないのですが、繁忙期の納期で希望に添えないことがあることをご了承ください。
(お取引のお問い合わせを頂く事は、とても光栄でありがたい限りであること、重ねて申し上げます。)
現在お取引を行っている方の利益を考え、消費者様へのアピール・他店との差別化のために今回、「展示会クラスの縫製が出来る」実績を得させて頂きました。
安易な売上拡大を望み新規顧客を大きく得る→既存のお取引様への負担増、これでは新しくお取引を始めたお客様が「既存顧客」になった時、また同じように納期等の負担を強いることになり、永続的なビジネスとして成り立たないと思うのです。
アート・ケイは正直なお仕立てを信条とした愚直な工場でありたいのです。
お作りしている物が大量生産品ではない、"オーダーメイドカーテン”ですから。