スワッグのヒダは張力と重力のバランスで成り立っています。
綺麗なヒダが出ている物は、コチラ参照で。(東和商会さん
ちょうど河野師匠がスワッグバランスをブログで話題にしているので、便乗です。
私の方は、基本的な部分と私なりの発展型です。
先ずは、先ほどの張力と重力のバランスは↓
ウェイトチェーンを水平2点で垂らしてみて。
タラリと出来た、その曲線が、スワッグバランスのヒダの形になります。
これ、懸垂曲線と言います。(放物線がひっくり返った物だと昔、勘違いしてました…)
ですから、こういった不均等なスワッグは「普通」は出来ません。
均等に寄ろうとするので、歪んでしまうワケです。
デザインをする上で、やってみたい形だとは思いますが…
以下は、「普通じゃない」作り方。
スワッグ1つを不均等な形にするには、
ヒダを取る位置を左右でずらしてみて、視覚的に不均等な感じを出してみたり。
(それぞれのヒダの形自体は、均等な曲線です。)
他には、
片側をカットしたり。
ただしこちらは、カットした側を引っ張る必要があります。
赤いラインが補強無しでは垂直にならない、内寄りするという話は、
エンパイアスワッグの形で良い例が師匠のコチラの記事に。
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で、今回の制作例です。重心が、片方に寄れば良いので…
ヒダが消えていく形で重心をずらしてお作りしました。
※写真は試作中の物です。ヒダのバランス等、完成品よりアマい。
これ、切ったと言えば簡単に説明がつきますが、実際は・・・
外側のヒダ頂点が谷側の懸垂曲線に交わっていくという、
JAXAのはやぶさ君もびっくりな曲線を描いています。(大げさ
出来上がりを切っても、この形にはなりません。型紙命。
(狙ったサイズを作るのに、型紙用の試作を3つ作りました…
今回は、ご依頼を受けての製作でした。
完成品はお取引先様や御施主様のご意向未確認ですので、写真のアップは出来ません。
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アンシンメトリーなスワッグバランスに出来そうな作り方のアイデアは、
他に2,3あるんですが、手間と時間が…