ラポージェ製の形態安定加工機は、上下をしっかり固定して加工します。
正確に水平直角で無ければ、どこかで歪みが出てしまうんですね。
平行四辺形な紙を、無理矢理正方形にしようとしたらヨレヨレっとなる、そんなイメージで。
ですから、普段は芯付け・裾上げ前に、正確に生地の直角出しをしてから他の工程に移ります。
困るのは、緯糸がバイアスになっては駄目な場合。
写真はオパールプリントレース、ウエイトチェーン仕様。
緯糸真っ直ぐでチェーンをつけないと、ほつれて脱落しやすくなっていまいます。
糸目で切ってチェーンをつけた状態。生地がとっても斜めでした。
直角で切ると糸目バイアスになってしまうので、これは致し方なし。
丈は真っ直ぐ出ているので、（吊り下げず、平らにすると）イメージは、大体こんな感じ。
で、この状態で形態安定加工機に入れると・・・
歪みがでてしまうんです。
ラポージェ/プリーツフォーマーは、雑に縫製するとすぐ粗が見える嘘がつけない機械です。
（今回は、生地の特性が問題なのですが・・・）
