2011/10/04

TOSO-WithCurtains2011:さいごに

ヒデキさんSHIOさんへ


一言いいたい








「2011年の夏を返せぇぇぇぇぇぇ!!!」








なんて、

















こんな写真見たら言えない言えない(笑

これ、ココにあるです。
http://www.ic-pro.net/ic/IC0078/index.html








サテ真面目な話で。


各メーカーさんで製作記事の量にばらつきがありますが、そもそも作業内容のジャンルが
大きく違いますので、ご容赦下さい。

短い記事のメーカーさんが簡単というわけではないです。
リリカラさんの物などは「手の加減」というジャンルの作業で、説明のしようが無く・・・
担当した社長は本当に大変で、あの後、実は寝込んでます(苦笑




想うところ・・・


会場で度々見かけた光景なのですが、皆さん写真を撮っていらっしゃるんですよ。作品の。

もうそれだけでこう、なんと言いますか・・・ただただ幸せ。

それでですね、その写真を撮っている皆さんが、各展示を前にして、すっごく良い笑顔で。
ニコニコしていらっしゃるんです。それがまた嬉しかったなぁ。

笑顔でシャッターを切る瞬間、そんな時間を「作れた」のが、私の一番の仕事だったのかも。



手仕事だから「出来る」事、

インテリアだから「出来る」事、


あるんですね。









こうして腕を振るえる機会に恵まれたのは、本当に職人冥利に尽きます。
大津さん始めトーソーの皆さま、ありがとうございました。

今回の製作をするに当たって、もちろん1人で出来る物ではありません。
当社スタッフ皆の仕事です。みんなありがとう。






ヒデキさんSHIOさん、彼らのすごい所はデザインセンスのみならず、人とのコミュニケーション能力の
高さにあると思います。どれだけすばらしい才能を持っても、この業界で作る物は、1人で製作を
完結出来る、例えば絵画のような物では無いのですから。
会話、立振舞など、彼らと今回行動を共にさせて頂き、得ることが出来た物がたくさんありました。



まぁ、、、とんでもない無茶振りっぷりなデザインで、死ぬかと思いましたが・・・



出来ると出来ないの境目は、きっと心の有り様如何なんでしょうね。
言葉では知っているこんなフレーズ、実際に体験して身に「染みた」出来事でした。

こういった経験の量が、職人としての質になっていくのでしょう。

普段の何気ない仕事の中にも、そうした要素はあると思います。
ですから、私は年月を重ねた方々には、いつまでたっても勝てる気がしません。
(そもそも、勝つとか負けるという尺度で計る物でも無いですが、例えの言葉で)

「すごいね!」なんて、今回のお仕事で、たくさんの有難いお言葉を頂きました。

でも、今までの解説でご覧になった通り、私自身のスキルは異ジャンルを混ぜるといった程度で。
縫製に関しては、アート・ケイのスタッフありきの作品ですし。
新しい事をしたわけでなく別の場所から、すでにある物をこっちに持って来たという、良く言えば
ハイブリッド、まぁ雑種です。


格調高い純血の縫製職人さんのような仕事が、今後はして行ければと思っています。





私などより、すごい人は世の中にいっぱい居ます。
今回指名頂き、恵まれている、もちろんそうですし、これで良いのか?という部分も多々。
まだ、自分の考えで腑に落ちる所まで行っていない、思うことがある、そんな現状です。



とりとめの無い話になってしまっていますので、後はふとした折りにツイッターででも。




あ、そうそう。すごい縫製職人集団。

http://j-tapissier.com/

この度、こちらの大阪カーテン技術会の広報委員を仰せつかり、こちらでも活動を始める事になりました。
WithCurtainsのような「作る感動」を、今の時代にもう一度。
私たち職人も今だからこそ、動かなければ行けません。その一端が担えますように。


これからも、がんばります。



皆さま、本当にありがとうございました。













オマケ。並べるとさらにすごいね~




作品を見て笑顔になる・・・

その笑顔にさせる作品の製作はおっそろしく大変だったんだけど、
この写真は、これだけで、簡単に笑えてしまう。

モノ・コト、に、動作や結果。単純だったり複雑だったり、面白いですね