という話題を去年の今頃しました。
その時の私の回答は、
「紫外線カットは植物の生育についてたいした問題では無い」
でした。
(光合成を主に問題にしていますが、一応、光形態形成についても説明していたかもしれません。)
紫外線カットの有用例は、害虫にとっての可視光・紫外線帯域をカットする温室用ビニールが
一般的によく使われています。(注1
が、ボクその時low-eタイプで温度自体が下がるのをすっぽり気にしていなかったんです。
先日気が付きました・・・・
紫外線のみカットの資材って店舗で商品の日焼け防止以外、あまり使わないですよね・・・
ネットで調べると low-eタイプのフィルム・ガラスと植物の問題はなぜか紫外線カットが論点になっている事が多いようです。
光合成に必要な条件は水と二酸化炭素、それに温度です。
同じ光量でも温度の違いによって光合成の効率は変わります(注2
夏場よりも、春先の温度の立ち上がり、秋~冬間の葉表面温度の下がり具合など、 お住まいの
地域においてギリギリの生育適温で育てている、主に熱帯・亜熱帯原産の植物では、low-eタイプ
への変更で生育適温以下になり栽培が困難になる事、また、夏場の成長も温度の変化で成長の
スピードが変わる事は容易に想像できました。
ごめんなさいーーー。
元花屋としては、
「光自体では無く温度がきっと問題なので、晩秋~春先の室温管理を気をつけてください」
という説明が正しいかと思います・・・
厳密には夜間の放射冷却を押さえられるので、室内の最低気温はlow-eタイプの方が上がるでしょう。
日中の室温不足、真冬より春先などの気温の立ち上がりが遅れる事による不具合等が考えられるので、
冬場は、より薄手のレースに変更で対応が正しいと思います。
追記
温度に関しての環境が変わりますので、今まで問題なかった物に問題が出る可能性はあります。
こちらについては、肯定的に考える事も出来て、
「日本の高温多湿が苦手で、夏バテしていた冷涼な気候を好む植物が楽に管理出来るようになるかもしれない」
とも考えることが出来ます。
また、
「水やっているだけで3年間よく育っていたのに~」 という話が、
「実は問題は別で水だけやってたので3年目で枯れた」 そして
「その時にたまたまフィルムを貼った」
という事も十分あり得ます。
世界中、様々な気候地帯から幾多の品種が持ち込まれ、溢れる現在の園芸事情です。
生き物であり様々な要因で育ち、枯れます。
また育てられる方々の環境、育て方も千差万別ですので、中々一つの結論を出すのは
難しい問題だと思っています。
元園芸店店長のセンムでした。
かなり詳しく書かれた情報がありました。
日本植物生理学会-みんなのひろば-
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1040&category=mokuji
"かならずUV-AあるいはUV-Bの光がなければ植物は正常に成長しないということではないと思います。"
文中にある「徒長」とは、茎がひょろっと伸びちゃう状態。日が差さない暗い場所で育つ植物を想像してください。
クロロフィルの吸収スペクトル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB#.E5.85.89.E3.81.AE.E5.90.B8.E5.8F.8E
low-e といっても性能は様々かと思います。こちらのスペクトルと同じ波長をカットするなら光合成に影響を及ぼします。
(注1
アントシアンの生成が損なわれるので、ナス等の栽培では使われません
(注2
温度と光合成
http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/hikosaka/temp-short.html
この件を調べていて、面白いサイトありました。(オマケ
バナナで紫外線の作用を調べる
http://www2.tokai.or.jp/seed/seed/seibutsu13.htm
(注1
アントシアンの生成が損なわれるので、ナス等の栽培では使われません
(注2
温度と光合成
http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/hikosaka/temp-short.html
この件を調べていて、面白いサイトありました。(オマケ
バナナで紫外線の作用を調べる
http://www2.tokai.or.jp/seed/seed/seibutsu13.htm