2011/04/07

イメージをカタチに (その1

"BeOutstanding"とか、"イメージをカタチに"とか。
大きな事を言っている以上、がんばらなきゃ、です。

今回は、とってもアートケイにとって厳しいお仕事を頂きました。正直、今の限界だったです。
私だけで無く、スタッフの皆があって出来た製品、というかもう作品です。
私が皆に手伝ってくれてありがとうというのもなんだかしっくりこない。
私の仕事、ではなく、本当に「アート・ケイ」が作った仕事の記録です。

公開にあたりご快諾して頂けた愛知県N様、デザイナーのK様ありがとうございます。



数が多いので数回に分けて、記事にします。


先ずは、頂いたデザイン画のココ。


オープンスワッグがリターン&途中で切れてる・・・

これ、縫製屋さんがデザインしないで欲しいランキングナンバー1とか2だと思います。


"イメージをカタチに"


ハイ。




内寄りの回避を先ず工夫。



何もしていない場合は、こちらの写真のように引っ張られてしまうんですね。



内寄りを抑えたのはこちらのアングル金具。マジックテープを付けています。
レールとスワッグバランスで挟んでいるだけ。

こんな都合の良い物、サイズもピッタリなんて市販ではないので、自作です。



元はコレ。



!!!!!

施主様がこれ見たらびっくりするかもなんですが・・・
手間暇掛けて部品にしているんですよ。



先ずはグラインダーで塗装をはがしてしまいます。
目盛りそのままで使うワケにはいきません。

スワッグの曲線、狙った位置に対する長さもピッタリでカットして。



白色に再塗装。




ちょうどマジックテープオスメスを合わせて縫った筒状の中にスッポリ。



で、裏側に金具を仕込む事で、この形が出来ました。

型紙を起こす所から金具の制作までとっても手間が掛かるので、通常の納期・料金で対応は出来ません。

取りあえず、一カ所のお話ですが・・・長くなりました。今回は以上です。



道具は道具。グラインダーの刃にも色々あります。
用途に応じて使い分けると仕事がはかどりますね。


左は通常の「削る」物。右は今回大活躍の塗装剥がし用。


裏側が全く違うんですね。すっごく工夫されています。便利で助かりました。


ホームセンター大好きです。