2011/05/24

山梨視察-1

何回に分かれるか分かりません・・・
膨大な量の情報を仕入れ・・・

あんまりダラダラ長くなってもなぁと思いつつ・・・以下!

スタイリングプロの5月定例会は毎年東京から出て、様々な場所へ遠征です。
去年は地元愛知でトヨタテクノミュージアム 産業技術記念館やカリモクさんの工場見学でした。

今年は、山梨です。が、富士山の写真は、あとあと!

最初にお邪魔させて頂いたのは、看板製作の株式会社エーピーエス(APS)様



http://www.aps.co.jp/ 小売店をやっていらっしゃる方は、是非チェック

店舗プロデュース全般を扱われている方はともかく、インテリアとあんまり関係なさそう?
いえいえ、興味深い物盛りだくさんでしたよ。

最近の印刷って、デジタル出力でインクジェット一発だから版を作る必要無いんですよね。
おっそろしく高品質な印刷が超大型で、しかもサクサクと。小ロット当たり前で。
上の写真はFFシートだったかな。色々覚えられました。
鉄板じゃなくってシートなんですね。(カッティングシートとはまた違う)

サテ、興味深かったのは、照明です。看板にも使われますしね。


電飾系看板色々。こんなに色々な手法があるんだと、びっくりです。
色々ってどんな?という方は、上記のHPどうぞ。


最近やっぱりよく使われるLED。素子の数やら電圧自体でも全く光り方が変わるんですね。
出来上がった照明製品でしか見たことが無かったので、こういった物を実際に見るのも収穫かも。


野外で耐久テスト中のLED


話にしか聞いてなかった劣化したLEDが!!!
写真の上側、ちょこっと光っている白色の光がそれ。
こんなに光らなくなるんですね。

LEDの劣化、といっても色々原因はあるみたい。
安いLED製品は、集積回路じゃなくってコンデンサの組み合わせで作るから、
LED自体の劣化よりコンデンサの寿命で光らなくなるんですって。
「千年持つ木を百年で朽ちる釘で殺す気か」なんて台詞をなぜか思い出します。


熱による劣化がネックの1つ。野外での使用は、結構大変なようです。





こちらは、私全く知りませんでした。ぱっと見は普通の蛍光灯。


よく見るとやたら細い。Hfランプの比ではないんですけど、この写真では分かり難いですね。

これは、冷陰極管(れいいんきょくかん) " CCFL "って言います。
一般的な蛍光灯より長寿命高効率。
さらにLEDの様に指向性のコントロールに難儀しないという優れもの。
LEDよりこっちじゃね?と思えてしまう。新しい技術かと思ったら、コピー機や以前の液晶モニターの
バックライトに使われていた物なんですって。(なので、小型化も容易)

難点は、ランプのみのリプレースが出来ない(本体器具ごと交換の必要)ので、お手軽に蛍光灯から
交換、と言うわけにいかない事。残念。

詳しくは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E9%99%B0%E6%A5%B5%E7%AE%A1
wikiでチェックどうぞ。






社長様直々に様々な看板の種類、それに使われる照明の数々、また印刷の手法も色々と。

見せて頂いた印刷機の中で、一番「おお!」っと思ったのが、UVインクジェット式の印刷機。
写真は撮っていないのですが、UV(紫外線)でインクを即硬化させる印刷機です。

印刷する物は、数十ミリ厚(失念)でもOK。
布、プラスチック、鉄はもちろんガラスやタイルもOKなので、オリジナルにデザインしたタイルを
印刷>アクセントに使うなんてことにも使えます。アイデア次第。

インクジェットなので、版いらず。1個からでも受注しますよ、とお話を頂けました。

そうそう、白インクも使えるので、白地の素材でなくても良いそうです。
ホントに便利な世の中ですよね・・・・

と、今回はここまで。APS様、ありがとうございました!