以前ツイッターで話題にしていた話ですが、別の話題で書きたい話の基本編としてちょうど良いので。
ツイッターを見ていない方もいらっしゃるでしょうし、ちょっとここで記事にします。
上記のような柄の生地を3巾使ってW2040のシェードにする場合です。
黄緑のラインがリングテープ、紫が巾継(ジョイント)の位置です。
(両脇リングテープ位置は生地端から8cm程度内側として計算)
(両脇リングテープ位置は生地端から8cm程度内側として計算)
中央1巾を目一杯使った場合。
中央の1巾、右側をちょっとカットしたら、柄が中央で揃いそうですが、リングテープ間がさらに狭くなってしまいます。
これだと、中央1巾がひどく狭い。透けない生地ならアリかもですが、
閉じた状態で日に当たると、ジョイント位置が透けて見えて、おかしい。
この際リングテープを1本足して6スワッグに。
無難に綺麗ですが、若干リングテープの間隔の狭さが気になります。
縫製屋としては、「いかに縫い目を目立たなくするか」を常に気にしてしまうので、
あまりこのやり方は(当社は)しません。
が、生地の仕様や製作サイズの組み合わせによっては、バランス良く見えるので、
これもアリ、の1つ。(縫い目が気になる方にはお勧め出来ませんが)
ここまでややこしい事は希ですが、生地仕様と製作サイズという変えることの出来ない数字の元で
組み合わせによっては、にっちもさっちもいかない事が出てきます。
逆に、それぞれ一長一短あるものの色々なパターンで対応が可能です。
柄位置とジョイントの位置、さらにリングテープの位置と、ヨコ方向の数字は結構奥が深いです。
次回は、リングテープ位置でややこしい話続きです。